相手の名前を呼ぶ理由は「向き合っているよ」と伝えたいから

相手の名前を呼ぶ理由は「向き合っているよ」と伝えたいから

「人と楽しく、ほがらかに生きる」習慣をひとつずつ紹介していきます。今回は「相手の名前を呼ぶ」ことについて。

2022/1/8

こんにちは。「プレスラボ」という、東京にある編集プロダクションの経営をしながら、編集者としても活動している池田園子(Twitter:@sonokoikeda)です。
▼前回記事(25本目)はこちらから
これまで「楽しく、ほがらかに生きる」という大テーマで、私が実践している「楽しく、ほがらかに生きる」習慣を20個ご紹介してきました。
これまでは「自分自身がしている習慣」でしたが、今回からは「人と接するときの習慣=人と楽しく、ほがらかに生きる習慣」に絞って書いていきます。
1個目の習慣は「相手の名前を呼ぶ」です。

人の名前が覚えられない

私は人の名前と顔を覚るのが苦手です。正直、一回会っただけでは、覚えきれません。そこで相手の名前をなるべく呼ぶようにしています。
「◯◯さん、こんにちは」
「◯◯さん、お久しぶりです」
「◯◯さんはどうですか?」
「次、◯◯さんお願いします」
という具合に。
反復していると覚えられる、という、学生時代の暗記科目的な覚え方をしています。半分冗談で半分は本気。何度も口にすることで記憶に刻んでいくのです。
初対面の人にも、長い付き合いがある人にも同じようにしています。知り合い歴が長い人の名前は当然覚えていますが(笑)、あえて名前を呼ぶ理由はあります。

名前を呼ばれて嫌な気持ちにはならない

そもそも、人の名前を呼ぶというのは、自分のためにしていることではありますが、相手にとっても悪いことではないはずだと考えているからです。
名前を呼びかけられて嫌な気持ちになる人は、そんなにいないのでは? と思っています。私自身は名前を呼ばれたり、会話の中で「例えば、池田さんが〜〜だとします。すると〜〜」のように、名前を出してもらえたりすると、うれしいなと感じます。
相手が自分を見てくれているな、会話の相手として丁寧に扱ってくれているなと感じるからです。
名前を発することで「いま、あなたと話しています」「いま、あなたと向き合っています」という意思を伝えることもできますよね。

照れてしまい、相手の名前を呼べない人もいる

数年前、私は相手の名前を呼ぶのに、相手はこちらの名前をまったく口にしなくて、不思議に思ったことがあり、「どうして?」と尋ねたことがありました。相手にとっては想像もしない質問だったかもしれませんが(笑)。
その人によると「名前を呼ぶのが気恥ずかしい」とのことでした。「池田さん」「園子さん」という名前を口にするのが恥ずかしいというより、目の前の相手に名前で呼びかけるのが、どうも照れてしまうから呼べないんだ、と。
そういう人もいるのねという気づきにつながった出来事でしたが、呼ばれることは嫌ではなく、呼んでもらえてうれしいと話していました。
相手の名前を呼ぶのに照れて、口にできない人がいるのは理解しましたが、私は私で相手の名前をできるだけ口にする習慣は続けています。

名前を呼ばれるとうれしい

相手に不快感を与えることでなければ、自分の好きなようにやればいいと考えています。名前で呼びかけるのもそのひとつ。
3ヶ月ほど前に知り合ったある方が、直接の会話でもLINEでも、私の名前を呼ぶことはなかったのですが、ある日LINEや手紙で「池田さん」と書いてくれていました。
「私があなたの名前を口にしてるんだから、あなたも呼んでよね」と強要するつもりはありませんが、ちょっとうれしかった出来事でした。
また来週お会いしましょう。お読みいただき、ありがとうございました!

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