電力を自給する【“住”にまつわる楽しく、ほがらかな習慣09】

電力を自給する【“住”にまつわる楽しく、ほがらかな習慣09】

「楽しく、ほがらかに生きる」習慣をひとつずつ紹介していきます。今回は「電力を自給する」ことについて。

2022/7/24

こんにちは。「プレスラボ」という、東京にある編集プロダクションの経営をしながら、編集者としても活動している池田園子(Twitter:@sonokoikeda)です。
▼前回記事(53本目)はこちらから
「楽しく、ほがらかに生きる」という大テーマで、私が実践している「“住”にまつわる習慣」を一つひとつ紹介しています。
9個目の習慣は「電力を自給する」です。

小さなソーラーパネルとポータブル電源で電力自給

ベランダにソーラーパネルを置いて、電気の自給自足をしています。使っているのはJackeryのソーラーパネルとポータブル電源のセット。「Jackery SolarSaga 60」というエントリーモデルです。
購入したのは2020年だったと思います。当時住んでいた東京の家でも、晴れの日はベランダにソーラーパネルを出して、ときどきパネルの角度を変えて(面がなるべく太陽光に向かって効率良く発電できるように)います。
屋根に常時つけている大きなソーラーパネルとは違い、ベランダで限られた時間でということもあり、電気がフルチャージされるのに6〜7日くらいかかる印象です。天気や日照度合いによっても変わります。
そうやって太陽と共に作った電気は(といっても、太陽がすべてやってくれていて、私はソーラーパネルをベランダに出すだけの役割ですが!)自分で一から育てた野菜のようで、愛着を感じます。

災害時の停電に備えて用意

購入のきっかけは、災害が起きたときの停電に備えておきたい、というものでした。幸運なことに、購入〜現在まで停電に遭ったことはありませんが、大変な事態はいつ来るか分かりません。
太陽が作ってくれた電気をポータブル電源に蓄電して、PCやスマホの充電に使ったことがありますが、蓄電していた電気はあっという間になくなるんですね。
PCやスマホの消費電力が大きいかを身をもって実感する瞬間です(それもあって、それらはバッテリーが5%くらいになったら充電することにしています)。

電力会社に頼らない暮らし

一般的なマンションに住んでいるいまは、なかなか厳しいものの、3年後か5年後か分かりませんが、住まいや暮らし方を変えたい願望があります。
そのときはできる限りオフグリッドな生活をしたい。オフグリッドは狭義では、電力会社の送電網とつながっていない状態、電力会社に頼らず電力を自給自足する状態を指します。
当然のことながら、電気料金は電力会社が決めています。ただ、企業向けよりも一般家庭向けの電気料金の方が圧倒的に高く設定されていることは「知らない……」という方が多いのではないでしょうか。電力販売量としては企業向けの方が遥かに多いにもかかわらず、です。
物価高に伴う電気料金の値上げも、今後高い可能性でやって来るでしょう。他にもいくつか私なりの思想があり、電力会社に頼る機会を減らし、自分でエネルギーを賄う自給自足な暮らしをしたいと思うのです。

理想の暮らしはこれ

ここからはいま時点での理想を書きます。
いまは都会(福岡市中央区という、福岡のとびきり便利なところです)に住んでいますが、長崎県の離島、五島福栄島(2022年1月に初訪問)で庭のある共同住宅に暮らし、屋根に取り付けたソーラーパネルで発電するオフグリッドな生活を送ります。
庭に併設した小さな自家菜園で野菜や果物を育てます。それらは近所の人と物々交換することも。魚も肉も五島内でとれるので、それらを適正な金額で買って、調理するときは自分で作った電気を使います。
朝早く起きて、夜は早く寝る。電気に頼りすぎない、自然光と共に生きる生活——いまの時点では私の理想的な暮らしです。少し先の未来ですが、そんなことを思いながら、いまは自分ができる範囲で電気を作っています。
また来週お会いしましょう。お読みいただき、ありがとうございました!

おすすめ本

最後に「オフグリッド」について踏み込める、おすすめの本を最後にご紹介しておきます。
実践的な内容が豊富です。

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