「1日ひとつ、小さな挑戦」を取り入れて、心と頭を健やかにする暮らし

「1日ひとつ、小さな挑戦」を取り入れて、心と頭を健やかにする暮らし

「楽しく、ほがらかに生きる」習慣をひとつずつ紹介していきます。今回は「1日ひとつ挑戦する」ことについて。

2021/9/10

こんにちは。「プレスラボ」という、東京にある編集プロダクションの経営をしながら、編集者としても活動している池田園子(Twitter:@sonokoikeda)です。
▼前回記事(8本目)はこちらから
「楽しく、ほがらかに生きる」という大テーマで、私が実践している「楽しく、ほがらかに生きる」習慣を一つひとつ紹介しています。
4つ目の習慣は「1日ひとつ挑戦する」です。

何でもいいので、毎日「今までしたことのない何か」をする

1日ひとつ、何か新しいことをする「1日1挑戦企画」にひとりで取り組んでいます。「挑戦」と大げさな言い方をしていますが、ささやかで小さな取り組みばかりです。
けっこうな計画期間が必要な、プロジェクト規模の挑戦を毎日できるわけではありません。そういう大きな挑戦はときどきでいい。
「日単位」の挑戦は、「今までしたことのない何か」であれば何でもいい、と決めています。そうすれば挑戦するハードルが下がり、1日1挑戦といわず、1日5挑戦くらいできるかもしれません。
1日ひとつ、あるいはそれ以上、新しいことをやってみるのを想像すると、自分の中の何かが活性化するように感じませんか。

簡単でシンプルな「1日1挑戦」の例

私が日々挑戦しているのは、とても簡単でシンプルなものばかりです。日々の「運動」を例にあげてみます。

初めて通る道をランニングコースに入れる

たとえば、ランニングをするときには、今までで通ったことのないコースを頭の中で組み立てます。Webの地図を見ながら「ここを通ろう」と考えることもあれば、走りながら「こっちへ行ってみよう」と判断することもあります。
他の運動予定がなく、晴れている日は、1日5km走ることにしています。5kmというのはなかなかに長い距離であること、また、走るのに適した道が無限にあるわけではないことから、見慣れた道を走りながらも、一部だけ未踏の道を走ってみる、といった細かいアレンジです。
それだけでも、飽きやマンネリ感を減らせたり、「今日は知らない道を走った」と満足感を得たり、その道で新たなお店や施設、素敵な家を発見したりと、新しいことに触れた喜びを味わうことができます。

「今日の強化テーマ」を決めてエクササイズする

東京にいるとき、エクササイズ目的で週3回通っているキックボクシングでも、近いことをしています。
正しいとされるフォームを身につけるのは難しいですが、「今日は特に肩甲骨を意識して打ち込もう」「今日は特に体幹に気を張りながらキックしよう」と、テーマを決めて取り組んでいるのです。
動いていく中で疲れすぎて、心身に余裕がなくなると、設定したはずのテーマがどこかへいってしまいますが……。
それでも最初に「今日はこれをやってみる!」と自分に宣言するのは、行動する目的が生まれて、心がシャキッとしていいものです。

料理は「1日1挑戦」に向いている

「料理」も例にあげてみます。手間・時間のかかる料理や難しい料理、凝った料理を作ることはできませんし、しませんが、毎日台所に立って、何かしら料理をしています。
そのときの気分で食べたいものをさっと調理して食べたい——こんなシンプルな行動原理に基づいています。そんなわけで、日々簡単な料理をしていますが、大事にしているのは「未挑戦のメニューを作る」ことです。
挑戦する内容は、先ほどの「運動」と同じく何でも良くて、ミニマムな変更を加えるだけのときもあります。
たとえば、野菜炒めの味付けを変える/残りごはんの上にかける塩を変える・塩に胡麻を合わせてみる/いただきもののドレッシングを使ってみる/といったふうに。
未挑戦のメニューを作るときは、Webや本を参照しています。慣れたメニューだとレシピを取り出すことはないので、レシピを見ながら作るという行為は新鮮そのものです。
プラントベース(菜食)にハマっている今は、「ブイクック」というヴィーガン向けレシピサイトを頻繁に使っています。
簡単なものでいいので、未挑戦のメニューを1日1品作るというのは、新たなアウトプットを生み出した達成感や幸福感、満足感をもたらしてくれます。
ごく最近は、高野山の精進料理店でいただいた「大豆の炊き込みごはん」を再現したり、「ヴィーガンちらし寿司」「サバと根菜類の粕汁」を作ったりしました。

たわいない挑戦が、楽しく、ほがらかなマインドを作る

どんなにちょっとしたことでもいいのです。毎日の生活に新しいことを取り入れる——この習慣は心と頭を活性化させるようで、取り組んでいる間、楽しく、ほがらかな気持ちをもたらしてくれます。
挑戦というと、大がかりなものを想像してしまうかもしれませんが、たわいないことでいいのです。
たとえば、今日の私は昼にランニングをする途中で、通ったことのない道を一部通って、行ったことのない食堂でランチを取り、走って帰宅するという「ミニミニ挑戦」をふたつ取り入れた予定を準備しています。
これくらい気軽なもの、気楽にできるもので十分です。
次回は9/13週後半にお会いしましょう。お読みいただき、ありがとうございました!

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